ソフトバンク・正義は上原級!初ブルペン剛球24球、入来投手コーチも絶賛
ソフトバンクのドラフト1位・田中正義投手(22)=創価大=が21日、新人合同自主トレを行う福岡県筑後市のファーム施設で初めてブルペン入りした。計24球の剛球ショーに周囲からは絶賛の声。20日のスタッフ会議で新人4年ぶりのA組(1軍)スタートが決まった右腕。開幕ローテ入りを見据え、ギアを上げていく。
飯田ブルペン捕手に頭を下げてプレートを踏む。セットポジションから直球をズドン。カーブ、カットボール、フォークを交え13球を投げると、座らせる段階に進んだ。セットポジションからカーブとカットボールを交えて11球。「思ったよりもいい感じでした。8割くらいの力」と汗を拭った。
22歳の球筋は、見た者を強く引きつけた。飯田ブルペン捕手は「150キロ近くは出ていたしこの前受けた千賀よりも速く感じた」と驚きを隠せない。見守っていた入来3軍投手コーチは「真っすぐの力では新人(時代)の上原(カブス)よりも強い」と断言。入来コーチが巨人に在籍していた1999年に入団し、20勝を挙げて新人王に輝いた右腕を引き合いに出した。
田中は前日寮で夕食中にテレビのニュースで自分が春季キャンプのA組スタートに決まったと知った。「そのつもりでやっていたので(感想は)特にはない」。筑後でブルペン入りを重ね、宮崎での先発サバイバルに臨む。