侍・小久保監督、投手力で頂点へ 先発ローテに大谷、菅野、則本、石川
侍ジャパンの小久保裕紀監督(45)は24日、都内で会見を開き、日本ハム・大谷、巨人・菅野に加え、楽天・則本、ロッテ・石川の4人を先発ローテに据え、世界一奪還に臨むとした。
直前での辞退者を除く27人の侍が決まった。勝負の時へ、小久保監督は「(強みは)やっぱり投手陣。投手を中心にした守りというところは一番だと思います」と話した。
3月7日の初戦、キューバ戦(東京ドーム)に関しては「強い相手ですし、経験したことのない緊張感でスタートする。その重圧の中で、しっかり結果を残せるだろうという投手に託そうと思います」とし、エースとなる大谷が先発予定だ。
さらに今大会から導入されるプレーオフも見据え、「対戦国というよりは、投手のコンディションを優先して」先発陣を配置していく考えだ。
さらに第2先発グループにも指揮官が「ロングもいければ、後ろでもいける」というソフトバンク・千賀、日本ハム・増井、西武・牧田、阪神・藤浪とバラエティーに富んだ顔ぶれをそろえた。
メジャー組のドジャース・前田、ヤンキース・田中らが出場辞退。国内組だけの投手メンバーとなったが、制限された状況下で「思っていた編成ができた」と話す。これまでの2度の世界一と同様、日本が誇る投手力で頂点への道を切り開く。