巨人・坂本は“万能侍” 打順どこでもOK「全員が引っ張っていく気持ちで」
巨人・坂本勇人内野手(28)が24日、“万能侍”として世界一奪還に献身していくことを誓った。1人を残し、侍ジャパンの陣容が決定。打順へのこだわりを問われた背番号6は「どの打順も大事。想像してもいない。どこで言われても準備が大事」と表情を引き締めた。
昨季、巨人では主に3番だったが、国際試合では多くの打順を経験している。前回WBCは1、5、6番、15年プレミア12では2番を務めた。昨年11月のメキシコ、オランダとの強化試合では1、3、6番をテスト。リードオフマン、つなぎ役、ポイントゲッター。どの役割を託されても、期待に応えるだけの準備を重ねている。
この日は川崎市のジャイアンツ球場で自主トレ。21日のグアムからの帰国後も連日、体を動かしている。「自然と練習時間も長くなっている」とし「オフの間から準備をしっかりとしてきた。ここまでは順調にきています」と自身の状態への手応えも口にした。
24歳で出場した前回大会から4年が経過し、経験値が増えた中で迎える大舞台。「全員が引っ張っていくという気持ちでやらないといけない」。選手個々の自覚が昇華してこそ、チームの結束につながっていく。発する言葉の節々に、侍ジャパンの“看板”の1人としての自覚がにじみ出ていた。