侍“最年少”は楽天の21歳・松井裕「年齢は関係ない。三振を奪う」
3月に開催される第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表は24日、8選手が追加で発表され、楽天からは松井裕樹投手が選出された。
松井は21歳で、現時点で発表された27選手の中では最年少での選出となった。「代表のユニホームを着て活躍したいと思っていた。年齢は関係ない。持ち味である三振を奪う投球スタイルで相手に向かっていきたい」と力強く話し、夢舞台に挑む決意を示した。
苦い思い出を払しょくする。2015年に開催された国際大会、プレミア12の準決勝・韓国戦。2点差に迫られた九回無死満塁から3番手としてマウンドに上がったが、制球難から押し出し四球を与え降板。わずか一人。4番手の増井が逆転を許し、唯一無二の目標としていた優勝を逃す一因を作ってしまった。
「プレミアは何も残るものがなかった。重圧のかかるところで勝負強さが出せる大会にしたい」。任されるであろうポジションは中継ぎか抑え。もう同じ失敗は繰り返したくない。自慢の快速球と切れ味鋭いスライダーに磨きをかけ、世界一に駆け上がる。