ハム佑“ハンカチ旋風”フォーム再び「キャリアハイ目指す」原点回帰へ必死トレ
日本ハム・斎藤佑樹投手(28)が26日、都内のジム「トータル・ワークアウト渋谷店」で自主トレを公開した。早実3年時に夏の甲子園を制した頃の投球フォームへ、原点回帰することを宣言。決意のプロ7年目へ臨む。
大歓声の中でさんぜんと輝いた背番号「1」。その瞬間を取り戻すべく、斎藤佑が必死の形相でトレーニングをこなす。「プロである以上、結果が大事なのは理解している」。額に汗をにじませ、右腕が強い思いを語った。
早大時代の股関節痛、プロ入り後の右肩痛などで「重心が浅くなっていた」とバランスを失った投球フォーム。昨季は未勝利に終わり、昨年11月から多くのプロ野球選手を指導したトレーナーのケビン山崎氏と肉体の“再生”に取り組んだ。
理想とするフォームを斎藤佑は「高校3年か大学1年。あの辺の感じです」と話す。追い求めるのは、日本中に“ハンカチ旋風”を巻き起こした早実時代。くしくも、今季から背番号は当時と同じ「1」に変更となった。
「一番いい時に比べたらまだまだだけど、最近の中では一番いい」と手応えも口にする。プロ1年目の6勝が最高だが「自分のキャリアハイを目指したい」と斎藤佑。再生の時へ、着実に歩みを進めていく。