巨人・菅野 “青木さん、教えて”WBC世界一奪還へ米国ナマ情報を徹底取材
3月開催のWBCに出場する日本代表の巨人・菅野智之投手(27)が26日、メジャーから唯一参戦するアストロズ・青木宣親外野手(35)を“徹底取材”する考えを明かした。「向こうの球場のこととか、いろいろ聞いてみたいと思っています」。準決勝、決勝を戦う米国の“生情報”を頭にたたきこみ、世界一奪還への準備を整える。
チームメートの“生の声”を投球に生かす。宮崎入りを翌日に控え、ジャイアンツ球場で調整を行った菅野。練習後、侍ジャパンで唯一の大リーガー・青木との関係性を問われると、真剣な表情で口を開いた。
「面識はないですが、向こうのこととか、球場、マウンド。メジャーの打者のことも教えてくれると思うので、いろいろと聞いてみたいと思います」
準決勝、決勝の舞台は米・ロサンゼルス。WBC初出場の右腕にとっては未知なる部分が多い。今回選出された侍ジャパンメンバーの中には前回大会経験者もいるが、最新情報を手に入れるには、今なお現地で戦う青木に聞くことが一番の近道といえる。
1、2次リーグを突破すれば、大リーグ所属選手との対戦も増える。ドミニカ共和国のカノ(マリナーズ)、米国のアレナド(ロッキーズ)、ベネズエラのカブレラ(タイガース)…。出場予定の強打者に関し、青木からの情報をヒントに攻略法を探る。
今季がメジャー6年目となる青木も「情報は伝えたい。自分しか分からないことがある」とアドバイザー役に前向きな姿勢を示しており、コミュニケーションに不安はない。先発の柱の1人として期待される右腕。世界一への対策を徹底的に講じる。