清宮、目標は「もちろん優勝、早実スタイルで戦い抜きます」王貞治氏以来60年ぶりセンバツVへ

センバツ出場の報告を受け笑顔の清宮主将ら早実ナイン=早稲田実業(撮影・棚橋慶太)
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 第89回選抜高校野球大会(3月19日開幕、甲子園球場)の出場32校が27日、大阪市内で開かれた選考委員会で決定。清宮幸太郎内野手(2年)が主将を務める早実(東京)が出場校に選ばれた。東京都国分寺市の早実では同日午後3時13分過ぎに藁谷友紀校長が電話で出場決定の知らせを受け、清宮らに伝達。清宮は「甲子園に行っても早実スタイルで全試合を戦い抜きます」と誓った。

 清宮はその後の会見で、甲子園での目標を問われ、「もちろん優勝です。が、1戦1戦終わったら『勝っていた』という感覚になれたらと思う」と語ると、再び「自分たちのスタイルで戦いたい」と強調した。

 会見の冒頭で清宮は、「秋の(東京大会)決勝が終わって、報道などで(選抜は)確実だというつもりでいたが、今日という日を迎えて、校長先生から連絡を受けるまでは試合とは違う緊張がありました。今はほっとした気持ちです」と、安堵の表情も見せていた。

 清宮は昨秋まで高校通算78本塁打を記録。甲子園では1年時の2015年夏に2本塁打を放っている。

 昨秋の東京大会を制し、明治神宮大会で準優勝の早実は2013年以来4年ぶり21度目のセンバツ出場。夏の全国選手権も含めて50度目の甲子園出場となる。

 また、センバツでは1957年春(第29回大会)には王貞治投手(現ソフトバンク球団会長)を擁して全国制覇を果たした。清宮らは60年ぶりの紫紺の優勝旗を目指す。

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