春夏3度甲子園優勝の報徳学園・永田監督が勇退へ センバツ終了後、教え子にバトン渡す
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春夏通算3度の甲子園優勝を誇る高校野球の強豪、報徳学園の永田裕治監督(53)が今春の第89回選抜高校野球大会(3月19日から12日間、甲子園)を最後に勇退することが27日、明らかになった。同校はこの日、3年ぶり21度目のセンバツを決めた。後任は1998年に同校主将として春夏の甲子園に出場した大角健二部長(36)が務める。
永田監督は報徳学園で右翼手として、1981年夏の甲子園で金村義明(元近鉄など)らとともに全国制覇を達成。中京大では主将を務めた。
大学卒業後は、桜宮のコーチを経て90年から母校のコーチ、94年から監督を務めていた。2002年にはエース大谷智久(現ロッテ)を擁してセンバツを制し、選手、監督の両方で甲子園優勝を経験した。春10回、夏7回甲子園に出場し、通算20勝16敗。保健体育教諭。