中日・岩瀬8キロ減量成功 42歳の球界最年長左腕が若返った
中日・岩瀬仁紀投手(42)が30日、沖縄での合同自主トレ最終日に合流した。昨季よりも約8キロ絞った全盛期に近い体で、変化球を交えてブルペンで60球を投げた。
トレーニングウエアの上からでも、違いは一目瞭然。すっきりした上半身に「無駄な肉がそぎ落とされた感じだね。走れるようになった」と充実の笑み。動きは軽やかさを増し、腕を振って躍動した。「まだ量っていない」と言ったものの、少なくとも8キロの減量に成功。「食生活。食べる時間だよね」。摂取するタイミングやカロリーを考え、可能な限りで節制。その結果、昨季終了後に採寸した今季用のユニホームのズボンはぶかぶかになり、「(ウエストを)5センチ縮めてもらっていい?」と依頼した。
減量の効果は「まだ投げてみてどうかは分からない」と言うが、大きな破裂音とともにミットに収まる球が何よりの証し。球界最年長左腕が若々しい体を取り戻し、背水の球春を迎える。