ヤクルトの新外国人３選手が３１日、沖縄・那覇市内の宿舎で入団会見を行った。４番候補のディーン・グリーン内野手（２７）は初めて口にしたヤクルトの味に「おいしい」と感動。親会社の商品を摂取し、どんな強敵ものみ干す決意を示した。

　マイナー通算７６本塁打の左の大砲は２５日の来日以降、すし、ラーメンなど日本の食文化を満喫。「（お勧めの）お店があれば教えてください」と報道陣に“逆取材”するなど、旺盛な食欲で早くも日本色に染まった。

　この日は初めてユニホームに袖を通し、「心地良い。ファン、家族のため、一生懸命頑張りたい」と意気込んだ。会見前には浦添市民球場の室内練習場でバレンティンと共にマシン打撃を行い、先輩から日本球界について教えを受けたという。

　１９３センチの迫力ある体格だが、乙女な面も併せ持つ。２５日の来日時には１２９キロとしていた体重に関して「（体重を言うのは）男でも恥ずかしい」と、この日は照れくさそうに非公表。だが最後に、「負けず嫌い。対戦投手に関係なくベストのスイングをしたい」とアーチを量産し、優勝に導くことを誓った。