3・7WBC開幕戦は巨人・菅野 投手大谷辞退で小久保監督託した

 「巨人春季キャンプ」(2日、宮崎)

 野球日本代表「侍ジャパン」の小久保裕紀監督(45)が2日、宮崎の巨人キャンプを視察。日本ハム・大谷翔平投手(22)の投手辞退表明を受け、重要なWBC初戦となる3月7日のキューバ戦(東京ドーム)に先発が決定的な巨人・菅野智之投手(27)に対し、侍エースとして大きな期待感を示した。

 侍の窮地を救うエース右腕の存在に、小久保監督の信頼感がにじむ。「あまり大きなプレッシャーをかけたくないですけど、彼が軸になるのは間違いない。彼にも自覚はある。彼を中心に回っていくのは間違いないと伝えました」と明かした。

 前日、日本ハム・大谷が痛めている右足首の状態から、投手での出場断念を表明。NPBと日本ハム側が詳細な話し合いをしている段階ではあるが、予定していたWBC初戦・キューバ戦登板は事実上消滅した。

 1月24日のWBCメンバー発表会見で「勝ち上がっていくために非常に大事な初戦になる。その重圧の中で、しっかり結果を残せる投手に託そうと思う」と語っていた小久保監督。大谷投手断念の報を受け、その大役を託せるのはもう一人のエース・菅野だけだ。

 高橋監督、尾花投手コーチとも意見交換を行い「それ(WBCでの登板)に向けて逆算して登板日を設けるという話をいただいた」と巨人側の全面バックアップを取り付けた。

 菅野は早ければ11、12日の紅白戦で初登板を果たし、侍合流までに2試合に登板。28日の壮行試合・台湾プロ選抜戦(ヤフオク)での登板を経て、キューバ戦へ向かう可能性が高い。

 小久保監督や権藤投手コーチから激励の言葉を受けた菅野。この日はWBC公認球でキャッチボールなどを行い「ちょっと強めに投げました。いい感じです」と順調な滑り出しを見せている。巨人不動のエースが、窮地の侍を世界一へと導く。

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