ソフトバンク松坂プロ最速で打撃投手!キャンプ3日目、志願の登板
「ソフトバンク春季キャンプ」(3日、宮崎)
右肩手術からの完全復活を目指すソフトバンクの松坂大輔投手(36)が3日、チーム第1号の打撃投手で順調な仕上がりを証明した。キャンプ3日目で打者相手に投げるのは、プロ19年目で最速。カウント付きの実戦形式でB組の打者から3三振を奪った。
「自分の状態を確かめるためには、打者に投げるのが手っ取り早いのでお願いした。チームのキャンプは3日目だけど、基本的に(オフの間も)動き続けてきたので」
今回の打撃投手は1日のブルペン入り後、首脳陣に直訴。「(第1回WBCの)2006年の方が早かったかも」と記憶をたどったが、同年の打撃投手初登板は9日だった。ソフトバンク加入後は15年が14日、16年が16日で、今年のスピード調整は際立っている。
見守った工藤監督も納得の表情を浮かべた。「昨年より明らかにいい」と高く評価。松坂を含むB組のベテランを21日にA組に合流させることも明言。ここから本格的な開幕ローテ争いが始まることになりそうだ。