G杉内完全復活へまた一歩 中1日でブルペン59球「上出来」
「巨人春季キャンプ」(3日、宮崎)
15年10月の右股関節形成手術からの完全復活を目指す巨人・杉内俊哉投手(36)が3日、また一歩、1軍への階段を上った。中1日でブルペン入りし、捕手を座らせて59球。「初日に比べると上出来。順調にきてます」と納得の表情で話した。
昨季は完全復活には至らず、1軍登板なし。今キャンプも慎重な調整を求められ、2軍スタートとなった。1日のブルペンでは44球を投じており、徐々に球数を増やしている。この日は右打者を立たせ、今年初めてチェンジアップも投じた。順調に段階を踏み、「チェンジアップは良かった」とうなずいた。
1日には高橋監督が、1軍休養日だったこの日は尾花投手コーチが視察。首脳陣の期待も大きい。「(5日までの)第1クールにもう1回ぐらいは入っておきたい」と今後も積極的にブルペンに入る予定で「球威がもうちょっと上がればいい。腕はもっと振れるはず」と高みを見据えた。開幕ローテ入りを目標に、ベテラン左腕が歩みを進める。