DeNA・筒香、GO快!スコアボード破壊弾 侍4番候補、世界一へGO砲
「DeNA春季キャンプ」(3日、宜野湾)
驚異のパワーを披露した。DeNAの筒香嘉智外野手(25)が3日、フリー打撃を行い、46スイングで場外弾など10本と柵越えを連発。スコアボードを破壊する推定135メートルの一撃も放った。侍ジャパンの主砲は、早くもエンジン全開だ。
「ドーン!」。その瞬間、球場内に“破壊音”が響いた。フリー打撃の32スイング目。筒香がフルスイングした打球はスコアボード右側の「第二試合」と書かれた上部を直撃。ポカリと穴が開き、破片が落下した。
「今日は、風が強かったんで飛んでいったんじゃないですか。壊れたのは後から聞いたんで、そのことは何とも」。周囲の度肝を抜く“破壊弾”をぶちかました男は、涼しい顔で振り返った。
滑り出しは技ありの打撃を披露した。右投手を相手に逆方向に何度も打ち返した。24スイングで柵越えはゼロだったが、投手が左になると豪快に引っ張った。22スイングで柵越えを連発。場外弾を含む10本の“アーチショー”。終了後にはスタンディングオベーションと拍手が巻き起こった。ラミレス監督は「アンビリーバブルなスイングだった」と絶賛した。
筒香は拍手について「非常にうれしいですし、ありがたいです」と感謝し、ほおを緩めたが、慢心は全くない。「打撃の方の調整はまだまだ。体の方は順調。自分のやるべきことをやります」。今後も体を鍛え抜き、技術を磨く。日本代表の主砲は、本番でも破壊力を見せつける。