カミネロ、沢村、マシソン…巨人守護神争いし烈 由伸監督「内容見ながら」
「巨人春季キャンプ」(4日、宮崎)
巨人・高橋由伸監督(41)が4日、新外国人のカミネロ、沢村、マシソンの3人による守護神争いについて、ギリギリまで見極める考えを示した。ブルペンを訪れ、初めてカミネロの投球を視察。「真っすぐはまあまあかな」と第一印象を口にし、決定時期を「オープン戦を見て。結果も大事だし内容も見ながら」と話した。
沢村は昨年、一昨年と守護神を務め上げ、マシソンも過去5年で確固たる地位を確立している。「沢村は残すものは残してくれているので、カミネロがそれ以上のものをできるのかできないのかというとこかと思う」。最速164キロを誇るカミネロだが、守護神定着には沢村以上のアピールが必要となる。
今キャンプ2度目のブルペン投球で、22球を投じたカミネロは「投げる場面は監督が決めること」と柔軟に適応する意思を示している。競争は開幕前まで続く。「みんな調子が良ければ、それはそれでいい」と指揮官。キャンプ序盤から熱くなる守護神争いが、頼もしく映った。