ヤクルト小川、開幕候補最右翼 真中監督が明言「1番手」
「ヤクルト春季キャンプ」(4日、浦添)
ヤクルト・小川泰弘投手(26)が4日、ブルペンで今キャンプ最多の122球を投げ込んだ。順調な調整ぶりに真中監督は開幕投手の「1番手候補」と明言した。
「まだ候補なんで、実戦でしっかりアピールしていきたい」。指揮官の言葉を伝えて聞いても、表情を緩めることはない。昨季は8勝9敗とプロ4年目で初の負け越しを経験した。今季に懸ける思いは誰よりも強い。
ブルペンでは新たな発見があった。「ひらめき」で投球の際、立つ位置をプレートの中心から左端に変えた。受けた捕手の西田から「アウトコースの球が強くなったと言われた」。体のひねりもなくなり、肩への負担が解消される可能性も見いだした。
「第2クールは200球とか投げたい」と気合十分。4年連続開幕投手へ、ライアンの右腕は研ぎ澄まされていく。