オリ平野、侍の火消し役任せろ WBC球で宝刀フォーク初投げ
「オリックス春季キャンプ」(5日、宮崎)
オリックス・平野佳寿投手(32)は、侍ジャパンの小久保監督らが見守る中でブルペン入りし、WBC公認球で初めてフォークを試すなど78球を投げた。
力強い直球を低めに集めた。途中からは伝家の宝刀フォークも投げた。落ち方にばらつきがあったものの、時折平野特有の大きな落差を見せていた。
「ちょっと滑る感じ。思ったより落ちる。落ちないときもあったけど低めに投げられればなんとかなるかな」
小久保監督は守護神候補の一人に挙げながらも「七回のピンチから八回のイニングまたぎが一番力を出せると思う」と起用法を明かす。これに対して平野は「どこでいってもしっかり投げられるようにしたい」と火消し役も望むところだ。
頼もしい援軍もある。09年大会で日本代表の投手コーチを務めた山田久志臨時コーチからは「実戦で経験してボールに慣れた方が良い」などとアドバイスをもらった。キャンプ中の紅白戦などで登板機会を設け、万全の態勢で日の丸を背負う。