中日・平田技あり満弾!侍・小久保監督の前で絶好アピール
「中日春季キャンプ」(8日、北谷)
WBC日本代表の中日・平田良介外野手(28)が8日、春季キャンプ初のシート打撃で、視察に訪れた侍ジャパンの小久保監督の前で満塁本塁打を放った。右翼の定位置奪取へ技ありの一発だった。
満塁の状況で打席に立ち、伊藤から放った打球は右翼芝生席へ吸い込まれた。2月とはいえグランドスラムは、絶好のアピール弾となった。「いいアピールができたと思います」。初めてのWBC。そのチャンスを与えてくれた侍大将の前で、勝負強さと右方向への長打力を見せられた。
今キャンプ初のシート打撃。カウント1-1から始まり、伊藤の2球目は外角高めに入った140キロの直球だった。目の当たりにした小久保監督は「右(方向)に打てるのが彼の良さ。今回は短期決戦なので、存分に彼の良さを発揮してほしい」と、期待を込めた。
「あとはピッチャーの球に慣れるぐらいですね」と平田。WBC開幕まで1カ月を切った。世界一とセ界一に貢献するため背番号6は調整を重ねていく。