西武・牧田、右肘回復アピール 今キャンプ最多105球投げ込み
「西武春季キャンプ」(10日、南郷)
右肘の張りで投球練習を回避していたWBC日本代表の西武・牧田和久投手(32)が10日、3日ぶりにブルペン入りし、今キャンプ最多の105球を投げ込んだ。WBC本番を想定して数球ごとにボールを替える投球で、右肘の回復もアピールした。
「試合ではファウルを打たれたりして、同じボールで投げ続けることはないから」。いろんなボールを試し、軌道を確認した。この日の南郷は小雪が舞うほど冷え込んだ。「寒い方が乾燥して滑りやすい。だからこそ慣れておきたいし、投げる意味がある」。米国での準決勝以降は気候の変化も予想される。さまざまな条件を頭に入れて投げ続けた。
「これだけ投げたので大丈夫ということ」と不安を一掃。侍投手陣で唯一の2大会連続出場という豊富な経験を生かす。