楽天・則本WBC先発、中継ぎフル回転誓う 小久保監督らの前で33球
「楽天春季キャンプ」(10日、久米島)
楽天の則本昂大投手(26)が10日、視察に訪れたWBC日本代表の小久保監督、権藤投手コーチの前で33球の投球を披露。先発、中継ぎでのフル回転を誓った。
直球にスライダー、カットボール、フォーク、チェンジアップを交えて投球。WBC用に練習しているシンカーは投げなかったが、まずまずの仕上がりぶり。投球練習後には小久保監督らと面談し、登板日を通達された。
「先発日も言われましたけど、今は普通です。本番まで1カ月を切っているので、ケガをしないように調整してくれと言われました」
日本ハム・大谷が辞退したために、則本にかかる期待は大きい。小久保監督は「則本は4人の先発の中の1人。力強さ、投げっぷり、気持ちの強さがある。中継ぎでも力を発揮してくれそう」と、大事な場面での中継ぎ起用も示唆。負担も大きくなるが、則本も「世界一なるために必要とされるのは、幸せなこと。言われたことを一生懸命にやりたい」と男気で快諾。11日は紅白戦に1イニングの予定で先発。WBC公認球で実戦感覚をつかむ。