デーブ氏、西武と巨人の金銭格差明かす 西武は1試合20万、巨人は250万
楽天前監督のデーブ大久保こと大久保博元氏(50)が9日深夜放送のテレビ東京系「じっくり聞いタロウ スター近況(秘)報告」に出演し、現役時代に在籍した西武と巨人での金銭待遇格差を明かした。
大久保氏が在籍当時の西武では、活躍した選手に支払われる賞金総額が1試合につき20万円。それ以外に、1軍ベンチに入っているだけで1勝につき2千円の勝利給が支給され、10勝ごとに2万円を現金で受け取っていた。ところが巨人の賞金システムは、球団から1試合につき100万円。テレビ局からも150万円が出ており、総額250万円と桁違いだったという。
他にも、先発投手が完封勝利をマークした場合、捕手にも「完封賞」として5万円が支給されたと告白。大量リードで白星をほぼ確実としている先発投手に対して「完封で5万円が入ってくるのでお願いします」と、マウンドで“全力投球”をお願いすることもあったと明かした。
さらに、テレビ局からの賞金が小切手で支給されることと「金の延べ棒がついてきた」ことも暴露。ある時、500グラム程度の「金」を受け取った大久保氏は、それを現金に換えたところ「50万円くらい」になったという。
大久保氏は高校時代に甲子園出場こそなかったが、1984年のドラフト会議で1位指名を受けて西武入団。その後は、なかなか定位置をつかむことができず、92年のシーズン中にトレードで巨人に移籍した。持ち前の強打で活躍したが、度重なる故障にも泣かされて95年のシーズンをもって現役を引退した。