栗山監督バッサリ!大谷は「ダメだったね」アリゾナC不完全燃焼の打ち上げ

 「日本ハム春季キャンプ」(10日、ピオリア)

 日本ハム・大谷翔平投手(22)が10日(日本時間11日)、右足首痛で完全別メニュー調整のままアリゾナキャンプを打ち上げた。13日から始まる沖縄・名護での2次キャンプでは屋外フリー打撃再開へ意欲をみせた。投手調整は出遅れ必至だが、打者としては開幕に向けてピッチを上げていく。また、シーズン前の手術は回避する方針を示した。

 不完全燃焼に終わったもどかしさを本音で明かした。温暖なアリゾナでのキャンプだったが、右足首痛の影響で最終日も前日と変わらず、30メートルダッシュ、遠投に軽めの打撃練習という別メニュー。総括でも「特に変わったことはしていないので」と浮かない表情だった。

 3日(日本時間4日)にWBC出場辞退が正式に決まり、「目標を見失ってる」と明かしてから1週間が過ぎた。気持ちの変化は「動いていないので変わっていない」と珍しく弱気な顔を見せた。

 投球フォームを確認しながらのキャッチボールではバラバラの投げ方に声を荒らげる場面もあった。大谷は「開幕戦に(合わせる)みたいなものはない。まずはしっかり治してから」と説明。栗山監督も米キャンプを振り返って「ダメだったね」と厳しい評価だ。

 右足首の状態は回復傾向にあるが、手術の可能性を聞かれた大谷は「今の段階ではひどくなっていない。シーズン前にはしない方向。極力やらないのがベスト」と話した。

 患部の負担が少ない打撃に関しては前向きだ。「名護キャンプ中に(屋外で)打ちたい」と意欲を見せた。「しっかり状態を上げられるように頑張りたい」と締めくくった大谷。打者としては開幕からチームに貢献すべく、沖縄で再スタートを切る。

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