ヤクルト・ドラ6菊沢、高速クイック披露 打者相手に初登板し高評価
「ヤクルト春季キャンプ」(12日、浦添)
ヤクルトのドラフト6位・菊沢竜佑投手(28)=相双リテック=が12日、今キャンプ初となる打撃投手を務めた。打者2人に対して58球を投じ、安打性の打球は3本。DeNA・久保康友投手(36)並の高速クイック投法も披露し、首脳陣から高い評価を得ていた。
米独立リーグや軟式の社会人野球を渡り歩いた苦労人が、打者相手の初登板で周囲を驚かせた。まずは得意のシュートをコーナーに決めると、広岡に対しては1・02秒の高速クイックで詰まらせた。
中日・善村スコアラーは「ヤクルトで一番速いし、しっかりストライクも入っている」と驚きを隠せない。菊沢も「アメリカで一つの武器になるんじゃないかと思って練習した」と話す高速クイックは、最速で0・9秒を記録したという。
真中監督は「いろいろな経験をしていると感じた。実戦向き」と中継ぎとして評価も急上昇。17日のDeNAとの練習試合に登板する右腕は「もっと変化球の精度を上げていきたい」。結果を残し続け、開幕1軍の座をつかむ。