「山田2世」ヤクルト2年目・広岡今季初打席初弾「自分のスイングを出せた」
「練習試合、ヤクルト6-3ハンファ」(13日、浦添市民球場)
ヤクルトの広岡大志内野手(19)が、今季初実戦の韓国・ハンファとの練習試合で“今季初打席初本塁打”を放った。「山田2世」の異名を持つ男が、憧れの先輩にまた一歩近づいた。
0-0で迎えた三回、内角甘めのスライダーを左翼席に放り込んだ。「自分のスイングを出せた」と笑顔で話した。
1軍初出場となった昨年9月のDeNA戦(横浜)。この日が引退試合だった番長・三浦からプロ初打席初本塁打を放った。今年も1号弾で存在感を見せつけ、真中監督は「持っている。面白い」と絶賛した。
初めての1軍キャンプで山田の師匠・杉村打撃コーチから指導を受け、スイング軌道の修正に着手している。「(バットが)下から出ないように上から出す意識を強く持っている」。夜間練習でも素振りを行うなど、真面目に取り組む姿勢が結果につながった。
「(どんな練習も)苦じゃない。1軍に出て活躍したい気持ちが強い」。2年目の期待の星が、大志を抱いて歩みを進めていく。