日本ハム中田場外3発!左手首痛の心配吹き飛ばした「細かい技術面仕上げる」
「日本ハム春季キャンプ」(13日、名護)
日本ハム・中田翔内野手(27)が、1軍の名護キャンプに合流。フリー打撃で27スイング中、場外3発を含む9本の柵越えを放ち、主砲健在をアピールした。
8日に2軍国頭キャンプで左手首痛を訴えた中田が、首脳陣が見守る中、驚がくのパワーを見せつけ、周囲を安心させた。コンパクトに回転し、高速スイングで飛ばした打球は左翼フェンスを軽々と越えた。フリー後はロングティーを行い、152スイングで129本の柵越え。本塁ベースから8メートルほど前方の位置で打ったとはいえ、異次元の破壊力だ。
「手首の状態があるので強くは振ってないけど、よかった。気持ちよく打てた」
WBCの主砲として世界一へと導くためにも、このオフは厳しく自らを追い込んだ。股関節、内転筋を鍛え、スイング時のひねりを強化。独自調整が許されていた国頭では夜間にバットを振り込んできた。「量を振るのがテーマだったから、いい練習ができた」と胸を張った。
この日、視察に訪れた熊崎コミッショナーからも、WBCに向けての激励を受けた。左手首を心配されたが「大丈夫です!」と即答した。「これからは細かい技術面を仕上げていく」。14日から始まる紅白戦に出場予定の主砲は、WBCに向けてハイペースで仕上げていく。