ロッテ・ドラ1佐々木千隼69球ヒット性2本!さすが実戦派「感覚悪くなかった」
「ロッテ春季キャンプ」(14日、石垣島)
ロッテのドラフト1位・佐々木千隼投手(22)=桜美林大=が、実戦形式の打撃練習に初登板。新人王候補の前評判に応える快投を披露した。
平沢、中村、三木に69球を投げてヒット性の当たりは2本。真っすぐが低めに制球され、特に外角低めのボールは威力十分だった。フォーク、シンカー、スライダーの変化球もビシビシ決まった。
安定しなかったブルペンでのストレスを吹き飛ばすピッチングとなった。英二投手コーチは「投手は景色が変われば変わる。持っているものを少しずつ出したということ」と評したが、佐々木は課題の「ストライクをどんどん取りにいく」投球を実践した。
自主トレ中からフォームがなかなか一定せず、欲求不満を抱え込んでいた。だが、そこは実戦派。「打者が立ってみて感覚は悪くなかった」と収穫を口にした。
「指にかかったボールが来ていた。最初にしては良かった」と伊東監督。今後、紅白戦、オープン戦と登板機会が増えるが、期待値は高まるばかりだ。