巨人・菅野、新球チェンジアップいける!ゴロに仕留め「理想の使い方」

 「巨人春季キャンプ」(15日、那覇)

 WBC日本代表の巨人・菅野智之投手(27)が15日、WBC公認球を使ってシート打撃に登板。打者に球種を知らせない実戦形式は今年初で、本番での新球チェンジアップ駆使へ手応えを示した。打者10人に計48球、2安打4奪三振の内容に「現段階では合格点」と納得の表情を見せた。

 思い描く通りのチェンジアップだったのは、重信への初球。直球と差のない腕の振りから、低めに制球された134キロで一ゴロに仕留めた。「今日一番いいチェンジアップだった。ああいうふうに使えれば。理想としてる使い方で、良かったと思う」と自信を深めた。

 WBCを意識しての新球となるが、シーズンでも投げるとなれば他球団の007も警戒せざるを得ない。阪神・太田スコアラーは「ああいうのが入ってくると嫌。曲げる、抜く、落とす、ほとんどの球種がある。対応は難しくなってくる」と分析した。

 この日は最速147キロを計測するなど、新球以外も上々の調整ペースを保っている。「(球速は)まだまだ出ると思います。自分のペースでやっていきたい」と菅野。23日からの代表合宿まで約1週間。世界一をもぎ取るため、右腕は極めて順調に段階を踏んでいる。

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