オリックス・中島、初実戦でマルチ安打 クリーンアップ争いに名乗り

 「オリックス紅白戦、紅組2-2白組」(16日、SOKKENスタジアム)

 オリックスの中島宏之内野手(34)が16日、自身今キャンプ初実戦となる紅白戦で紅組の「5番・一塁」でスタメン出場し2安打をマーク。クリーンアップ争いに名乗りを上げた。

 復活への兆しを感じさせた。まずは二回1死から左前打、四回2死からは二遊間をしぶとく抜ける中前打だ。「実戦の球は気にはならなかった」。オリックスへ移籍してからの2年間は不本意な内容。ただ、この日のはっきりとした口調からは、今季への順調な調整ぶりをうかがわせる。

 今キャンプの1軍野手メンバーの中で最年長。「若い人より打ったろ」と1日1000スイング前後を目安にバットを振り込む。不振時は右肩が突っ込む傾向があったことから、バットをアッパー気味に出すことを意識。数をこなし、フォームを体に染み込ませている。

 この日が実戦デビューの新外国人・ロメロや吉田正、T-岡田で固まりつつあったクリーンアップ。ただ、中島の打撃に福良監督も「期待します」と目尻を下げる。今年こそ、本来の力を発揮する。

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