DeNAドラ9佐野恵太 下克上だプロ1号!また新星誕生の予感
「練習試合、ヤクルト5-4DeNA」(17日、浦添)
DeNAにまたも楽しみなルーキーが現れた。途中出場のドラフト9位・佐野恵太内野手(22)=明大=が“プロ1号”を放った。
八回、左打席へ入った佐野は、ヤクルトのドラフト6位・菊沢(相双リテック)のフォークを逆方向へはじき返すと、そのまま左翼席へと突き刺さった。「まさか入るとは思わなかった。レフト線は抜けると思って、全力で走りました」と本人もびっくりの一打となった。
パンチ力のある打撃が持ち味のスラッガーで、大学時代は一つ上の先輩・高山(現阪神)の練習パートナーも務めた。ダイエー、西武などで活躍した佐々木誠氏(現ソフトバンク3軍監督)を伯父に持つサラブレッドだが、昨季のドラフトではチーム最下位となる指名だった。
それだけに反骨心は人一倍だ。「一番下の指名だったので、下克上です。少ないチャンスをものにして、自分で道を切り開いていきたい」と貪欲に開幕1軍を狙う。13日の阪神戦ではドラフト5位の細川(明秀学園日立)が一発を放ったばかり。またも新星誕生の予感だ。