ヤクルト山田ひと安心 実戦8打席目で快音「これから積み上げる」
「練習試合、ヤクルト5-4DeNA」(17日、浦添市民球場)
ヤクルトの山田哲人内野手(24)が、「1番・二塁」で先発出場。実戦3試合目の通算8打席目で初安打をマークした。
スーパースターのお目覚めだ。三回、砂田の138キロ直球を中前に運び、沖縄のファンが大歓声を上げた。「(1本出て)全然ほっとしない。欲を言うとあんまり好まないヒット」と不満を口にした。
初タイムリーも出た。七回、井納の130キロスライダーを捉え左前適時打。だが本人は満足していない。「自分が思ったよりも鋭い打球じゃなかった」と厳しい表情を浮かべた。
試合後には杉村チーフ打撃コーチとの恒例のティー打撃に直行し、スイングや体の開きを修正した。同コーチは「まだ(状態は)5、6割じゃないかな」と弟子の打撃状態を分析。「2017年のヒットが出た。これから積み上げていきたい」と山田。WBC優勝、そして史上初の3年連続トリプルスリーへ、若武者の戦いは始まったばかりだ。