厳しさ際立つ福良オリックス ドラ7飯田ら5時間ぶっ続けバント練習
「オリックス春季キャンプ」(17日、宮崎)
ひたすら、転がし続けた。今キャンプでは厳しさが際立つオリックス。17日は、ケースバッティングでセーフティースクイズを成功させられなかった鈴木昂平内野手(25)、武田健吾外野手(22)、そしてドラフト7位のルーキー・飯田大祐捕手(26)=ホンダ鈴鹿=の3人が室内練習場に直行。午前11時半から5時間、約2500球のバント練習を敢行した。
福良監督は今回の特訓を「打撃コーチの発案」と明かした上で、「そういうこと(バント)をできないと、1点を取るのは難しいし、できれば出場のチャンスは多くなってくる」と説明した。中大-ホンダ鈴鹿と野球に打ち込んできた飯田も、さすがに「これだけ長くやるのは初めてです」と振り返った。
一方で下山打撃コーチが「自分も現役時代にやったことはあるけど、その先に見えてくるものはあるから」と言うように、飯田も「体に染みこんで、意識せずにやれるようになる」。常識破りの猛特訓をむしろ歓迎し、手応えを口にしていた。