張本勲氏、大谷の屋外フリー場外連発は「普通」
野球解説者の張本勲氏が19日、レギュラー出演している「サンデーモーニング」のスポーツコーナーで、キャンプ中のフリー打撃の結果で“騒ぎ過ぎる”ことに苦言を呈した。
番組では日本ハムの大谷翔平投手が今キャンプ初の屋外フリー打撃でスコアボードを超え場外まで飛んでいく打球を放ったことが紹介された。推定で160メートルの打球は様々なメディアで大きく取り上げられているが、張本氏は「打たせてくれてるんだからね、普通ですよ。あんなん」と語った。
フリーバッティングは基本的に打者が「打つ」技術を磨いたり、フォームを確認したりするために行われる。こうした点を踏まえて、飛距離だけをもって大谷の調子を推し量ることに疑問を投げかけた形だ。
ただ、大谷の地力は高く評価している。ゲスト出演したBCリーグ・福島の岩村明憲選手兼監督が「彼は軽くやっても他の選手の8か9ぐらいできている。彼の中で4分前後だと思う」と語ると、張本氏も「それだけ力があるということですよ。他の選手よりもね」と同調していた。
大谷は右足首痛のためWBC日本代表を辞退。18日の練習でもダッシュするメニューは5割の力でこなしている段階で、栗山監督も「時間がかかるんじゃないかな」と慎重だった。