「練習試合、ＤｅＮＡ９－３ＫＩＡ」（２０日、宜野湾）

　侍ジャパン合流へタイムリー締めだ。ＤｅＮＡ・筒香嘉智外野手（２５）が、韓国・ＫＩＡとの練習試合で２試合連続適時打を放った。

　初回２死一塁から、内角直球を左中間へ運ぶ技ありの適時二塁打。「うまく反応できました。いろいろなことを試してましたし、今日が宮崎へ行く前の最後の実戦だったので、本当に順調に来れたかなと思います」と納得の表情を見せた。

　最初の対外試合２試合では６打数無安打だったが、前日に２打席連続適時打。この日は２打数１安打１打点。ＷＢＣへ、一気に照準を合わせてきた。

　そんな筒香へラミレス監督もエールを送る。中南米系の投手対策として「直球を主体に内角を多く投げてくる。筒香は内角を打つのはうまいので、その長所が出せれば打てる」とアドバイスした。

　２２日に侍ジャパンの強化合宿が行われる宮崎へ移動する。沖縄での３週間を振り返り、「いい準備ができた」と話すハマの主砲が、世界一奪還を目指す侍をバットでけん引する。