ロッテ涌井万全!恒例の205球締め「優勝のために18は勝ちたい」
「ロッテ春季キャンプ」(20日、石垣島)
ロッテ・涌井秀章投手(30)がキャンプ打ち上げを翌日に控えた20日、恒例となっている200球超えの投球練習を敢行した。
ブルペンには“涌井ワールド”があった。緊張感がみなぎり、だれも寄せ付けない雰囲気が漂った。休憩を取りながら、真っすぐをメインにカーブを交えた205球。ステップ幅を確認しながらの全力投球。ミットをたたく音だけが響いた。
「今キャンプ一番でしたね。制球力、スピードともに申し分なかった」とは相手を務めた味園ブルペン捕手。例年、200球超はキャンプ中盤だが、今年は開幕が1週間ほど遅いことからこの日に。英二投手コーチは、「順調じゃないですか」と全幅の信頼を置く。
すでに3・31ソフトバンク戦は涌井の右腕にゆだねられた。「優勝のために18は勝ちたい」と宣言しているエースにふさわしい締めとなった。