楽天松井裕 WBC球対応へ実戦“おかわり”21日ハム戦
「楽天春季キャンプ」(20日、金武)
WBC日本代表のリリーフとして期待される楽天・松井裕樹投手(21)が21日の日本ハムとの練習試合(名護)で志願の“おかわり登板”に臨む。沖縄・金武で調整した松井裕は「真っすぐを投げたいように投げられるか、確認したい」と説明した。
当初は18日の韓国・KIA戦が沖縄での最終実戦の可能性もあった。1回無安打に抑え、滑りやすいとされるWBC球は「スライダーがよく曲がる」と手応えを得た。一方で「ストレートはまだ納得していない」とも語っており、23日からの強化合宿直前まで調整する意向だ。与田投手コーチも「滑りやすいので指先に意識がいきすぎてしまう。あと少しでどれだけ修正できるか」と松井裕の思いをくむ。
21日は七回に登板予定。松井裕は「(代表では)七回に投げることもあるかも。入り方など試合を見ながらやりたい」と守護神との環境の違いもシミュレーションする。「難しいですけど、大丈夫です!」。若き侍は、世界への思いをたぎらせている。