楽天・松井裕 侍守護神へ万全3人斬り!志願登板で課題クリア
「練習試合、日本ハム11-8楽天」(21日、名護)
楽天・松井裕樹投手(21)が、日本ハムとの練習試合で七回に登板し、1奪三振を含む3人斬り。WBC日本代表のリリーフ候補は「ある程度納得して強化合宿へ行ける。今日マウンドに上がってよかった」と志願の登板ですべての課題をクリアした。
今キャンプの実戦4試合はすべて1回無失点だったが「その中で一番感覚よく投げられた」と言う。WBC公認球の対応に苦心した直球は、前回登板を上回る146キロをマーク。制球も安定していた。
守護神とは違う七回からの登板も「(ブルペンで)14球のところを24球と多めに投げた。投げているうちに感覚がよくなった」とスムーズに試合に入れた。また、新球のツーシームは、この試合で3安打の杉谷も打席で驚いた表情を見せるほどのキレだった。
23日から始まる強化合宿に向け、22日にはチームを離れる。侍最年少のリリーフ左腕は「自分の力を最大限出せる準備はした。世界一への力になりたい」と宣言した。