DeNA 新外国人クラインが韓国代表戦で3回2失点
「DeNA春季キャンプ」(22日、宜野湾)
DeNAの新外国人のフィル・クライン投手が韓国代表との練習試合(宜野湾)で先発し、3回を2安打2失点だった。
抜群の球威を見せつけたのは、一回1死一塁の場面。相手は3番の金泰均(ハンファ)。ロッテに在籍した10年に21本塁打、92打点をマークした右の強打者に対してバットを“破壊”して、投ゴロに仕留めた。だが二回には梁義智(斗山)に右越えに2ランを浴びこの回は、2四死球と制球にも課題を残した。
来日後初の実戦登板となった18日・中日との練習試合で、1イニングを3者連続三振に抑えた右腕。これまでにアレックス・ラミレス監督は「メッセンジャーよりもいい投手とは言わないが、それに近い位置にいる」と虎の“メッセ級”だと絶賛し「必ず2桁は勝ってくれる」と期待していた。201センチの長身から投げ下ろす直球が武器で、開幕ローテ入りが有力視される新助っ人。だがWBCに出場する韓国代表を封じ込めることはできなかった。