日本ハム・中田「悔しさ晴らす」 前回WBC経験「攻めていく」
WBC日本代表で、4番候補の日本ハム・中田翔内野手(27)は22日、合宿を張る宮崎のチーム宿舎に入り「悔しさを晴らしたい」と意気込みを語った。前回大会は最年少での出場。世界一に届かなかった思いを胸に、雪辱の舞台に集中する。
「あの時の悔しさを知っているし、また違った緊張感を知っている。日本野球の力、レベルの高さを見せたい」。23日から始まる合宿を前に、言葉は力強さを増した。痛みを抱える左手首は万全ではない。だが、「行く以上は全力で。結果をどうこう恐れず、攻めていきたい」と続ける。
「初戦も大事だけど1試合1試合、勝てる試合でもどう勝つか。次につながるように。難しいけど、逆に楽しめるようにしたい」
短期決戦の怖さ、流れは熟知している。4番は筒香(DeNA)との二択になるが、いずれにせよ中軸を任される。「みんなで世界一になれるようにしたいね」。個人成績に興味はない。胸にあるのはフォア・ザ・チームの精神で頂点を極めること。代表の得点源になる男が、攻めの姿勢で日の丸を背負う。