ソフトバンク・和田6年ぶり4度目開幕投手 誕生日の21日に工藤監督が通達
「ソフトバンク春季キャンプ」(22日、宮崎)
ソフトバンクの和田毅投手(36)が、6年ぶり4度目の開幕投手を務めることが22日、分かった。日本球界復帰後は初で、工藤公康監督(53)は「伝えたよ」と明言。36歳での開幕投手は球団史上最年長で、誕生日だった21日に通達された。
「全てにおいて周りが認める選手。エッという人は選んでないよ」と工藤監督。昨季リーグ最多の15勝、最高勝率の2冠に輝いたベテラン左腕以外に適任者はいなかった。
6年ぶりの栄誉。21日夜、工藤監督は宿舎の自室に和田を呼んだ。「分かってるよね?」と投げかけ、和田も「そのつもりでいました」と応じた。
「光栄なことだし、改めて気が引き締まる思い。3年連続の日本一を逃して臨むシーズン。工藤監督が就任されてからの3年の中でも、重みのある開幕だと思っている」と和田は自覚十分に語る。
責任感も胸に、この日のブルペンでは43球。紅白戦に初登板した19日に左内転筋の張りを訴えていたが、状態の好転を確認した。調整登板の日程は今後決めるが、着実に3・31へ向かう。