楽天・則本“逆球”練習 国際大会でのサイン盗み対策
WBC日本代表の楽天・則本昂大投手(26)が22日、国際大会でのサイン盗みなどの対策として“逆球”を練習したことを明かした。嶋基宏捕手(32)、松井裕樹投手(21)とともに沖縄セルラースタジアム那覇で取材に応じ、「世界大会ならではのやり方。第1、2回大会の各国を見て必要だと思った」と話した。
国際大会では対戦相手のサインや投球コースを伝達する行為が見られる。そこで則本は、21日のブルペンで捕手にあえてサインとは異なるコースに構えさせて投げる練習を反復。09年のWBCで投手コーチだった与田投手コーチから「そういう練習をやっておいた方がいい」と助言され、大舞台で対応を迫られる前に手を打った。練習では制球が乱れることはなく「問題なくやれた」と不安はなくなった。
代表での起用法について「与えられた場所で全力投球したい」と則本。「世界一を取り返すために選ばれた28人。勝つことだけ考える」。強気右腕の視界は良好だ。