「練習試合、日本－ソフトバンク」（２５日、サンマリンスタジアム宮崎）

　ＷＢＣ日本代表の藤浪晋太郎投手（２２）＝阪神＝が、ソフトバンクとの練習試合に３番手で登板。六回からマウンドに上がると、１イニングを無安打無失点に抑えた。全１６球、最速は球場のスピードガンで１４８キロと、上々の結果を残した。

　武田、千賀に続いてバトンを受けると、まずは１番・中村との対戦。外角のカットボールで二ゴロに抑えると、今宮は内角のツーシームで二ゴロに。柳田にはフルカウントから四球で歩かせたが、続くジェンセンの打席で二盗を阻止。昨季課題とされたクイックで進塁を許さなかった。

　経験の浅い中継ぎでの登板。それでも中村、今宮、柳田と代表経験も豊富な３人を相手に、安定した投球を見せた。本戦開幕まで実戦は５試合。代表ではこの日が２０１７年の初戦で、まずはアピールに成功した形だ。