小久保監督、キューバの“速さ”警戒 速球&脚力のレベルに注目
「WBC強化試合、オリックス3-3キューバ」(3日、京セラドーム大阪)
WBC日本代表の小久保裕紀監督(45)は3日、オリックス-キューバ戦をコーチ陣とともに視察した。
「やっぱり映像で見るだけでは分からない部分がある」と話す小久保監督。実際にその目で確かめたキューバ投手陣については、2番手で登板のV・ガルシアらの名前を挙げて「いい球を投げていた。映像で見るよりも(速球は)速く感じた」と印象を口にした。
さらに驚きを隠せなかったのが、その身体能力の高さ。注目された主砲を務めるソフトバンク・デスパイネは4打数無安打に終わったが、1番打者・サントスが平凡な遊撃へのゴロを内野安打にする脚力を見せていた。
指揮官は「あのショートゴロでセーフになるのかと。警戒しないといけない」と話した。破壊力は影を潜めた打線も「あと1、2試合でスイングスピードも上がってくる」と予想する。WBC初戦の相手の貴重なデータを、心に刻んだ。