オリックス、侍ジャパンにお手本! 内角攻めで“赤い稲妻”斬り
「WBC強化試合、オリックス3-3キューバ」(3日、京セラドーム大阪)
オリックスがキューバ打線攻略のお手本を示した。カギは内角攻めだ。
捕手・若月は八回に4安打を集中され3点を失ったが、それ以外のイニングは思い切って内角をつく配球で赤い稲妻と呼ばれる強力打線を封じ込めた。
「前半はモロさを感じました。粗い打者が多い。ある程度、スピードがあれば、全体的に内角はコースをつければ大丈夫かなという感じでした」
松葉をリードした二回はデスパイネを内角の138キロ直球で見逃し三振。グラシアルも内角のスライダーで見逃し三振に斬った。
福良監督も「キューバはもともと内角が弱点。コントロールミスしたら怖いですけどね」と賛同した。
だからといって油断は禁物。若月は警戒する打者に「サントスとセスペデス。足が速い。彼らを出して3、4番に回すことだけは避けたいですね」と俊足コンビを挙げた。
さらに勝利への執念も脅威。「チーム打撃への意識が強い」と八回のセペダの左前打など勝負所での集中力を警戒していた。