侍・青木「嶋の思いも一緒に」 たっぷりティー&110球フリー打撃
日本代表「侍ジャパン」の青木宣親外野手(35)=アストロズ=が4日、大阪府内で行われた自由参加の練習に姿を見せた。たっぷりと時間をかけたティーバッティングと110球のフリー打撃で調整した。
前日の阪神戦では中前打や進塁打で貢献したが「スイング量が落ちてることもあって、いい機会。実戦で感じたことを練習でチェックして、また明日以降に生かしたい」と志願参加の理由を説明した。
チーム最年長は自身の調整のみに心を砕く訳ではない。小久保監督の就任時から主将を務めてきた嶋がチームを離れることになった。青木は「不参加となったことをすごく悔やんでいた」という。
だからこそ「彼の思いも一緒に(本戦へ)持っていって、みんなで力を発揮したい」と力説。そのために、まずは侍を引っ張るべきプレーヤーとして、戦える体への仕上げが必要と感じた。
スマホの動画やコーチ陣の助言を最大限に駆使して、最終調整を行った。開幕まであと2日。「この時間を大切にしたい」と、嶋を含めた全員で頂点へと駆け上っていく。