ロッテ涌井フォーク解禁2回0封 狙って奪った!空振り三振
「オープン戦、中日1-9ロッテ」(5日、ナゴヤドーム)
開幕投手に決まっているロッテ・涌井秀章投手(30)がオープン戦初登板で2回を無失点。実戦初マウンドで試したのはここ数年使用を控えていたフォークボールで、狙って空振り三振を奪う手応え十分の滑り出しとなった。
「すごく落ちていたと(ベンチにいた正捕手の)田村が言っていたので使えそうだなと思った」と語った。二回、先頭の藤井を追い込んでから決め球にフォークボールを選択。落差の大きい球に、しぶとい相手のバットが空を切った。
涌井は「解禁」の理由を「三振をしっかりと狙った時に取れるように。必要だなと思う時が去年、結構あったので」と説明。英二投手コーチは「相手チームがマークする球になる」と太鼓判を押した。ピンチを三振で切り抜ける、かつてのような投球が今年は見られるかもしれない。