開幕投手・石川は平常心「いつも通り。0に抑えたい」
「WBC・1次リーグB組、日本-キューバ」(7日、東京ドーム)
世界の頂点へ先陣を切るのは“五右衛門”こと石川(ロッテ)だ。「いつも通りに投げるだけです。0に抑えたい。頑張ります」。6日、大一番を前にしてもサラリと言ってのけた。
そのとぼけた味に独特の雰囲気が漂う。小久保監督は「あのひょうひょうとしたところを明日も出してほしい」と話した。さらに「あの投球スタイルも踏まえて開幕の先発にした」と続けた。
1日の台湾プロ選抜との壮行試合では3回1失点。シンカーなどの変化球を駆使して6三振を奪った。「キューバにはいい打者が多い。立ち上がり気をつけます」。早くからWBC公認球を握って対策を講じてきた。昨年までの同僚・デスパイネは眼中にない。勝利を手に「絶景でーす!」と叫ぶ。