侍の2番手・則本、3イニング目に落とし穴 七回に5安打集中され途中降板
「WBC・1次リーグB組、日本-キューバ」(7日、東京ドーム)
2番手で登板した則本(楽天)は、2回2/3を投げて5安打3失点。好救援で試合の流れを呼んだが、七回に5安打を集中されて途中降板した。
先発した石川の後を受けて、1点リードの五回から登板。まずは最速154キロの直球で、下位打線を三者凡退に抑えた。リズムある投球を見せると、裏の攻撃で打者一巡の猛攻。一挙に5点を奪うと、続く六回も上位打線を3者凡退に封じた。
しかし、3イニング目の七回に暗転。4番・デスパイネに、右中間スタンドにソロ本塁打を浴びると、ここから4連打で3失点。2死後にセスペデスにも中前打を浴び、岡田との交代が告げられた。
直前の強化試合、5日・オリックス戦では、花粉症の影響で登板を回避。体調が不安視されていた中で回復した姿を見せたが、最後は3点差まで詰め寄られる形での降板になった。代わった岡田が代打・デルガドから空振り三振を奪い、このピンチを脱した。