侍・菅野が五回途中1失点「もっと長くこのメンバーで野球をやりたい」
「WBC・1次リーグB組、日本4-1オーストラリア」(8日、東京ドーム)
日本代表「侍ジャパン」が初戦のキューバ戦(7日)に続き2連勝で1次リーグ突破を濃厚にした。9日にオーストラリアが中国に勝てば2次リーグ進出が決定する。日本は10日に中国と戦う。
日本は先発したエース・菅野(巨人)が66球を投げ、4回1/3を4安打1失点。球数が規定の65球に達したことで1死一、二塁と、イニング途中での降板となった。
2番手・岡田(中日)がその後のピンチをしのぎ、3番手・千賀(ソフトバンク)が六、七回を4奪三振無失点に抑えた。八回は宮西(日本ハム)、九回は牧田(西武)が完ぺきに抑えた。
菅野はお立ち台で、「いつもとは違う雰囲気の中で、少し緊張したが、最低限の役割は果たしたと思う。(二回の先制被弾は)2死からのホームランだったので反省したい。それ以降はある程度、自分のピッチングができた。(松田が同点犠飛)心強いチームメイトばかりなので、もっともっと長くこのメンバーで野球をやりたい」と語って、スタンドを湧かせた。
降板後には中田(日本ハム)と筒香(DeNA)が本塁打競演。菅野は、「ベンチで見ていても、打ちそうな雰囲気しかない。本当に心強いです」と語ると、2次リーグ以降での登板へ向け、「なるべく長い回を投げようという目標があるので、0点で投げきれるように頑張っていきます」と誓った。