侍・救援陣が鉄壁0封リレー 小久保監督手応え「次もこういう継投を」
「WBC・1次リーグB組、日本4-1オーストラリア」(8日、東京ドーム)
侍が誇る投手陣の粘りが呼び込んだ勝利。1次リーグ突破を大きく引き寄せるとともに、次なる戦いの“骨格”も固まり、小久保監督も「苦しい展開だったが、今日みたいな継投でいかないと勝ち上がれない。次もこういう継投をしたい」と手応えを感じていた。
先発・菅野(巨人)が1点を失いながらも粘りの投球。だが、五回1死一、二塁としたところで制限の65球を超えて降板。2番手に岡田(中日)を送る展開となった。それでも期待の左腕が1死満塁とされながらもベレスフォードを二ゴロ併殺に打ち取った。
その後は千賀(ソフトバンク)が2回無失点4奪三振の快投。八回以降は宮西(日本ハム)-牧田(西武)とつなぎオーストラリア打線を寄せ付けなかった。前夜に続き九回のマウンドを牧田に託したことに指揮官は「もともと、その構想だった」と明かした。
七回以降は秋吉、平野、松井、宮西に守護神・牧田を加え「七回以降の5人は決まっている」とした。キューバ戦で失点した救援陣が本来の姿を取り戻し、今後へも大きな勝利となった。