明徳義塾・馬淵監督「場合によっては敬遠」早実・清宮と対戦
第89回選抜高校野球大会(19日開幕、甲子園球場)の組み合わせ抽選会が10日、大阪市内で行われ、スラッガー・清宮幸太郎内野手(3年)を擁する早実(東京)は明徳義塾(高知)と第5日第2試合で対戦することが決まった。
好打者を相手に戦うことになった明徳義塾・馬淵史郎監督は、清宮の打席で敬遠の指示を出すのかと問われ「聞かれると思っとった」と苦笑い。「場合によっては敬遠しますよ。清宮君だけに限らず。終盤でうちが勝っていて、(清宮の場面が)2死二塁とかだったら」と、作戦をチラリ。ただし「無死の場面での敬遠とか、全打席敬遠は考えていない。そんなことをしたら松井に怒られる」とした。
馬淵監督は1992年夏の甲子園初戦で星稜(石川)と対戦し、相手チームのスラッガーだった松井秀喜内野手(元ヤンキース)を全5打席敬遠。世間を騒がせ、猛烈なバッシングも受けた。
今回も強豪校との初戦となったが「2回戦くらいで当たれたら、と思っていた。優勝候補とここで当たれるのは名誉なこと」と、対戦を歓迎した。